今回から「簡単な2Dのシューティングゲーム」をUnityで作成していきます。相変わらずミニゲーム的なチュートリアルレベルです。一応、スマートフォンを想定して作っていきます。初めてUnityでゲームを作る人でも出来る内容です。
はじめに
今回作成するのは2Dシューティングゲームですが、がっつり完成形と言う感じではなく、何となく動くチュートリアルというか練習的なミニゲームを想定しています。初心者向けを意識しているので、慣れた人には微妙な感じになるかなと。
Unityのダウンロードとインストール
大丈夫だと思いますが、Unityをインストールしていない人は下記記事で「ダウンロード」と「インストール」方法を簡単に解説しています。
Unityのヴァージョンなど
今回は「Unity 2020.3.5f1」ヴァージョンで作成していきます。OSはWindows10です。UnityHubから「プロジェクトを作成」を選んで、テンプレートは「2D」を選択、プロジェクト名は何でもいいです。ここでは2DShootingとしています。

初期設定・画面サイズの変更
今回は「スマートフォン」の「縦」を想定しているので、まずはビルド設定のプラットフォームを「Android」にします。

次にゲーム画面のサイズを変更。「ゲームパネル」でアスペクト比をスマホで主流の16:9に変更します。

下のような感じになっていればOK。

ゲーム画面のイメージ
今回は、画面の下の方に操作パネルを置き、上にスコアを表示する、下図の様なイメージで作成していきます。

ゲーム作成開始
では、ここから実際にゲームを作成していきます。まずはプレイヤーとなる「機体の作成」。
プレイヤー(機体)の作成
Assets内に「Images」と「Scripts」のフォルダを作成。

仮となる画像をセット。Imagesフォルダ内で右クリック。作成から「2D」→「スプライト」→「正方形」を選びます。

名前をPlayerにして、ヒエラルキーにドラッグアンドドロップ。ゲーム画面の真ん中に四角いのができます。これが「仮の機体」です。位置(TransformのX)を下の方にずらしておきます。

移動ボタン作成
次に、機体の操作ボタンを設置します。ヒエラルキーで右クリックをして「UI」から「ボタン」を選択。

Canvasが自動で作成されるので、レンダーモードはカメラにして、レンダーカメラにMainCameraをセット。CanvasScalerは「画面サイズに拡大」、解像度は「1600×900」にしておきます。

次に作成したButtonをLeftに名称を変更、位置と幅・高さも変更しておきます。

Textの中身は左方向っぽい感じなら何でもOK。「←」でも「<」でも。

次に、「右方向の移動ボタン」と「弾発射ボタン」を追加。まずは「Left」を2つコピー。

名前をRightに変更して位置とテキストを変更。

もう一つの名前はAttackに変更。shotでもfireでも何でもいいです。位置とサイズ、テキストを変更。

下記のような感じに配置できればとりあえずOK。

とりあえず、今回は画面を簡単に作成。次回から実際に動きなどを付けていく感じ。