今回からUnity2Dで「三目並べ(まるばつゲーム)」を作成してみます。Part1ではUIとマークを付けるのを実装していきます。
はじめに
今回作成するゲームは「まるばつゲーム」です。3×3のマス目盤面にマル・バツを交互に置き、同じマークが3つ並べば勝ちという簡単なゲームです。基本的な形までは出来るだけ簡単に作成していきます。
Unityバージョン
Unityのヴァージョンは2022.3.53f1、テンプレートは2Dを利用。プロジェクト名は「TicTacToe」としておきます。
利用する画像
下記の3つの画像を利用していきます。〇とXは実際には白色を利用しています。
ゲームの作成開始
まずは簡単にUIを作成していきます。
Assetsフォルダ内にScriptsフォルダとSpritesフォルダを作成します。Spritesフォルダ内に画像を入れておきます。
盤面の作成
Hierarchyメニューで「UI」→「Panel」を追加します。
名前をBackPanelに変更して、Anchors等を設定します。
BackPanel配下に「UI」→「Image」を追加します。
名前をboardに変更して幅と高さ、SourceImageを変更します。
下記のような感じの盤面が出来ます。
マークの作成
次にマス目にセットする、まるばつマークを作成していきます。board配下に「UI」→「Legacy」→「Button」を追加します。
盤面の左上にボタンを設置します。
ボタンの色はアルファ値を0にして透明にしておきます。
スクリプトの作成
ボタンを押したら画像が「〇」、「×」に変わるようにスクリプトで実装していきます。
「CreateEmpty」で空オブジェクトを追加して、名前を「GameManager」に変更します。
同じ名前でスクリプトを作成して、中身を下記にします。
using UnityEngine; using UnityEngine.UI; public class GameManager : MonoBehaviour { [SerializeField] private Sprite spriteX; [SerializeField] private Sprite spriteO; [SerializeField] private Color colorX; [SerializeField] private Color colorO; private bool isPlayer; private void Awake() { isPlayer = true; } public void OnButtonClick(Button btn) { Image img = btn.GetComponent<Image>(); img.sprite = isPlayer ? spriteX : spriteO; img.color = isPlayer ? colorX : colorO; isPlayer = !isPlayer; } }
「isPlayer」は「true」でバツの番、「false」でマルの番です。「OnButtonClick」を呼び出した時に対応したマークに画像を変更しています。
GameManagerスクリプトを追加して、パラメータに画像をセットします。色はアルファ値を最大にします。
「Button」オブジェクトの「OnClick()」にGameManagerのOnButtonClickをセットします。パラメータは自分自身のボタンです。
実行して左上のマスをクリック(ボタンクリック)してマークがつけばOKです。
第一回目は、簡単なUIの作成とクリックしてマークを付けるところまで。