メールのテキスト形式とHTML形式とは何か、簡単に言うと「文字だけか、文字だけじゃないか」

メールを送った時にたまに相手方から「テキスト形式で送信をお願いします」みたいなことを言われたりしませんか?このテキスト形式やその反対に位置するHTML形式とは一体なんのことか、簡単に解説していきます。

テキスト形式とHTML形式とは

メールには当たり前ですが文章がありますよね。届くメールの中には文字のサイズが大きかったり、色がついてたり、画像が貼ってあるのを見かけたりしませんか?実はそれ「送信形式」が大きく関係しているのです。

テキスト形式メールとは

その名の通り、テキスト(文字)だけで構成されるメールです。一般的にはビジネスシーンではこちらの方が良いとされています。文字サイズを変えたり色を付けたり、画像をメールに埋め込むこともできません。

HTML形式メールとは

Webページのようにhtml言語で記述したメールです。文字のサイズを変えたり、色を付ける、ファイルを添付するのではなくメール内に画像を貼ることができます。

このhtml形式メールでは訴求効果が高いので企業の宣伝メール、メールマガジンなどで利用されることが多いです。

メールにさまざまな仕掛けが出来るためセキュリティ上問題となるケースもあるので会社によってはHTML形式メールが受信できないようになっていることもあります。そのため、テキスト形式でメールを送ってくださいとなるわけです。

メール形式はITパスポートでも出題される基本知識

この電子メールのテキスト形式、HTML形式というのはITパスポート試験というITの超基本的な資格試験で出題されたこともある基本的な知識だったりします。

ITパスポート試験での過去の出題例

H31.春の問60で出題された例を見てみます。

出題.

電子メールを作成するときに指定する送信メッセージの形式のうち,テキスト形式とHTML形式に関する記述として,適切なものはどれか。

回答選択肢

  1. Webメールは,HTML形式の電子メールを送るためのものであり,テキスト形式の電子メールを送ることはできない。
  2. イラストや写真などの画像ファイルを添付できるのは,テキスト形式ではなく,HTML形式の電子メールである。
  3. 受信側で表示される文字の大きさや色などの書式を,送信側で指定できるのは,テキスト形式ではなく,HTML形式の電子メールである。
  4. ディジタル署名を付与するためには,HTML形式ではなく,テキスト形式の電子メールを使用する必要がある。

簡単な解説

WebメールとはGmailやYahooメールなどのことでWeb上で使えるメールの事です。ほとんどのWebメールは当然、通常のメールと同様にテキスト形式、HTML形式を送ることが出来ます。そうではいとメールが受け取れないケースが出てきますからね。

ファイルを添付するのはテキスト形式でも問題なくできます。メール本文内に画像を埋め込む(表示する)ことが出来るのがHTML形式のメールです

文字の大きさや色などを指定することができるのがHTML形式特有ですね。テキスト形式ではできません。

ディジタル署名とは簡単に言うとメールが改ざんされていないことを確認するためのものです。「メールが改ざんされていない証明」なのでテキスト形式、HTML形式のどちらでも付与することができます。

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