private変数をInspector画面で確認。一意IDを取得する|Unityゲーム作成

Unityでスクリプト内の変数をInspector画面で確認するには「public」もしくは「SerializeField」にする必要がありますが、debugモードを利用することで「private変数」も確認することが出来ます。

今回はUnityのInspector画面のDebugモードでprivate変数を確認するのと一意のIDを取得するのを確認していきます。

はじめに

下記の記事で作成した簡単なHPバーを利用していきます。

プレイヤーのライフバー(hp)を簡単に実装【Unityゲーム制作】

Unityの2Dゲーム制作で「プレイヤーのライフバー(HPバー)」を実装していきます。色々な方法がありますが出来るだけ簡単な方法で作成してみます。敵から攻撃を食らった時にメモリが減っていく、良くあるヘルスバーですね。

nosystemnolife.com

2022.05.07

ボタンを押すと赤いバーが減ります。

スクリプトは下記を使用しています。

using UnityEngine;
using UnityEngine.UI;

public class HPBar : MonoBehaviour
{
    [SerializeField] private Image _hpBarcurrent;
    [SerializeField] private float _maxHealth;

    private float currentHealth;

    void Awake()
    {
        currentHealth = _maxHealth;
    }
    public void UpdateHP(float damage)
    {
        currentHealth = Mathf.Clamp(currentHealth - damage, 0, _maxHealth);
        _hpBarcurrent.fillAmount = currentHealth / _maxHealth;
    }
}

スクリプトを追加したオブジェクトには「SerializeField」の変数が表示されています。

ここでInspctorの三点から「Debug」を選択します。

private変数が表示されるので確認に使えます。また、InstanceIDと言うのも表示されます。

InstanceIDはランダムな一意となるIDで、下記の様な感じで取得することが出来ます。

    void Awake()
    {
        currentHealth = _maxHealth;
        int i = GetInstanceID();
    }

公式リファレンスは下記になります。

Object-GetInstanceID - Unity スクリプトリファレンス

Gets the instance ID of the object.

docs.unity3d.com

一意となるキーを簡単に取得したい場合に使えそうですね。