「上から落ちてくるものをキャラクターが避けるゲーム」をUnityで作成してみます。
ミニゲーム的なチュートリアルで、初めてUnityでゲームを作る人でも出来る内容です。
はじめに
今回作成するのは「上から障害物が落ちてくる」、「キャラクターに当たらないように操作して避ける」ゲームですね。似たようなゲームが沢山あるものですね。
完成形を作成するのではなく、基本的なゲーム部分のみを作成していきます。
Unityのバージョン
今回は「Unity 2022.3.10f1」バージョンで作成していきます。OSはWindows10です。
UnityHubから「新しいプロジェクト」を選択。
テンプレートは「2D」を選択、プロジェクト名は「Avoid」としています。
作成開始
第1回目は簡単な枠を作成し、キャラクターの移動と障害物を落とすところまで実装していきます。
画面の枠を作成
まずは画面の解像度の設定、今回は縦画面を想定して360×640で作成していきます。
Hierarchyで右クリック、「2DObject」→「Sprites」→「Square」を追加。
名前をGroundに変更してBoxCollider2Dをアタッチ。TransformとSpriteRendererの色を変更して地面にします。
コピーを作成して、名前を変更。Transformを変更して左右に設置して壁にします。
プレイヤーの作成
Hierarchyで右クリック、「2DObject」→「Sprites」→「Square」を追加。名前をPlayerにして、BoxCollider2DとRigidbody2Dをアタッチ。TransformとSpriteRendererの色を変更します。
ゲーム画面が下記の様な感じになるように作成します。地面、壁、プレイヤーがある状態です。
プレイヤーを動かすスクリプト
プレイヤーを動かすスクリプトを作成していきます。
ProjectのAssetsフォルダ内にScriptsフォルダを作成。右クリックして「Create」→「C#Script」を作成、スクリプト名をPlayerとし、中身を下記に変更します。
using UnityEngine; public class Player : MonoBehaviour { [SerializeField] float PlayerSpeed = 5.0f; private Rigidbody2D _rb; private float _hori; void Start() { _rb = GetComponent<Rigidbody2D>(); } void Update() { _hori = Input.GetAxis("Horizontal"); } private void FixedUpdate() { _rb.velocity = new Vector2(_hori * PlayerSpeed, _rb.velocity.y); } }
Playerオブジェクトにアタッチして、実行するとキーボードの横矢印キーで下記の様に動きます。
障害物の作成
上から落ちてくる障害物を作成していきます。「2DObject」→「Sprites」→「Circle」を追加。
名前をenemyに変更し、TransformのScaleを変更。「AddComponent」から「Rigidbody2D」と「CircleCollider2D」をアタッチ。
ProjectのAssetsフォルダ内にPrefabsフォルダを作成。enemyをドラッグアンドドロップしてプレハブ化します。プレハブ化をしたらHierarchyにある元のenemyは削除します。
障害物生成スクリプトの作成
Hierarchyで右クリックして「CreateEmpty」を選択して空オブジェクトを追加。名前を「GameManager」にします。
同じ名前でスクリプトを作成して中身を下記に変更します。instantiateで障害物を生成しています。
using UnityEngine; public class GameManager : MonoBehaviour { [SerializeField] private GameObject _enemyPrefab; void Start() { CreateEnemy(); } private void CreateEnemy() { Vector3 enemyPos = new Vector3(0, 5.5f, 0); Instantiate(_enemyPrefab, enemyPos, Quaternion.identity); } }
スクリプトをアタッチして、パラメータにプレハブをセットします。
実行すると下記の様に上から障害物が落ちてきます。