キャラクターの選択画面を簡単に作ってみる|Unityゲーム制作

今回はUnityで「キャラクターの選択画面」を簡単な方法（簡易的なもの）で実装してみます。

はじめに
1. 複数のキャラクターを用意
実装開始

はじめに

「Unity 2022.3.14f1」ヴァージョンで作成しています。

複数のキャラクターを用意

キャラクターではないですが、以前作成したボールをキャラクターとして利用します。

ドット絵を描く時の光と影【PIXELART】

今回はドット絵の光と影についてです。平面の絵では光と影を意識して描くことで立体的に見せることが出来ます。はじめに前回作成したボールを例にしてみていきます。16x16サイズなので小さくて粗いです。光の方向を意識このボールの場合、矢印...

色を変更した下記４つの画像を利用していきます。

Unityに取り込みます。自分で作成した画像やフリー画像など、なんでもOKです。

取り込んだ画像の「PixelsPerUnit」、「FilterMode」を変更しておきます。

実装開始

「ゲーム画面」と「キャラクターの選択画面」を作成し、キャラクター選択画面で選んだキャラがゲーム画面に反映されるように実装します。

キャラクター選択画面を作成

まずは簡単なキャラクター選択画面を作成します。「UI」→「Legacy」→「Text」を追加。分かりやすくタイトルをつけておきます。

ヒエラルキーメニューに画像を一つ追加します。

「UI」→「Legacy」→「Button」を追加、ボタンの位置とボタンのテキストを変更します。

下記のように右矢印ボタンにします。

同じように「左矢印ボタン」と「Applyボタン」を追加します。

ボールの画像を全てプレハブ化します。

空のオブジェクトを追加し、名前をBallsにします。配下にボールのプレハブを全てを追加します。

スクリプトの作成

下記スクリプトを作成します。

using UnityEngine;
using UnityEngine.SceneManagement;

public class Select : MonoBehaviour
{
    [SerializeField] private GameObject[] balls;
    private int index = 0;

    void Start()
    {
        index = PlayerPrefs.GetInt("BallIndex", 0);
        balls[index].SetActive(true);
    }

    public void Right()
    {
        balls[index].SetActive(false);
        index++;

        if (index >= balls.Length)
            index = 0;
        balls[index].SetActive(true);
    }

    public void Left()
    {
        balls[index].SetActive(false);
        index--;

        if (index < 0)
            index = balls.Length - 1;
        balls[index].SetActive(true);

    }
    public void Apply()
    {
        PlayerPrefs.SetInt("BallIndex", index);

        SceneManager.LoadScene("GameScene");
    }
}

ボールを有効／無効で切り替え、PlayerPrefsを利用して選択したボールを保存してます。

スクリプトをBallsに追加して、パラメータにボールをセットします。

ボタンを押した時にそれぞれのメソッドを呼び出すようにします。下記は右ボタンに割り当てています。左ボタン、APPLYボタンも同様に割り当てます。

初期では全てのボールのプレハブを無効にしておきます。

ゲーム画面

ゲーム画面を簡単に作成します。「UI」→「Legact」→「Text」と「Button」を追加します。

テキスト内容などを変更して下記のような感じにします。

空のオブジェクトを追加し「LoadBall」に名前を変更しておきます。

スクリプトを作成

下記スクリプトを作成します。

using UnityEngine;
using UnityEngine.SceneManagement;

public class LoadBall : MonoBehaviour
{
    [SerializeField] GameObject[] ballPrefabs;

    void Start()
    {
        int index = PlayerPrefs.GetInt("BallIndex", 0);
        GameObject ballobj = ballPrefabs[index];
        Instantiate(ballobj, transform.position, Quaternion.identity);
    }
    public void BallSelect()
    {
        SceneManager.LoadScene("SelectScene");
    }
}

PlayerPrefsに保存したボール情報を呼びだし、該当するボールのプレハブを生成しています。

LoadBallにスクリプトを追加して、パラメータにプレハブをセットします。