PoE(PowerOverEthernet)とは何か、簡単に言うと「LANケーブルで電源供給」

今や何でもネットワークにつなげる時代です。例えば監視カメラはネットワークカメラ(Webカメラ)として取り付けることがあります。その映像はネットがつながれば設定次第でどこでも見れたりします。

でも、野外にカメラを取り付ける時、電源が中々とりずらいですよね。そんな時に役に立つ機能がPoEです。今回はPoE(PowerOverEthernet)について簡単に解説していきます。

PoE(PowerOverEthernet)の基本

壁や天井、野外など、電力の供給が難しい場所は沢山ありますよね。もちろん、延長電源コードなどで引っ張れば無理なことはないですが、長く太いコードは邪魔ですよね。

PoEとは

PowerOverEthernetとは簡単に言うとLANケーブルで電力の供給を行うことです。主にWebカメラや無線LANアクセスポイントなどで利用されます。基本的に、電力を供給する側の機器と、電力を受電する側の機器両方ともPoEに対応していないと利用できないですが、外部機器(アダプタ)を使うことで非対応の機器にも電力を供給することが出来ます。

PoEの注意点

最大供給電力や出力電圧などの違い(規格)があり、組み合わせによってはつなぐことが出来ないので注意が必要です。(給電側が小電力(IEEE802.3af)、受電側が大電力(IEEE802.3at)の場合)

また、電力を供給している状態でLANケーブルを抜き差しする、野外で使用する場合は雷の影響で故障する可能性もあります。

PoE(PowerOverEthernet)はITパスポートでも出題される基本知識

このPoEはITパスポートでも出題される基本的なIT知識です。

ITパスポート試験での過去の出題例

H31.春の問83で出題された例を見てみます。

出題.

PoEの説明として,適切なものはどれか。

回答選択肢

  1. LANケーブルを使って電力供給する技術であり,電源コンセントがない場所に無線LANのアクセスポイントを設置する場合などで利用される。
  2. 既設の電気配線を利用してLANを構築できる技術であり,新たにLANケーブルを敷設しなくてもよい。
  3. グローバルアドレスとプライベートアドレスを自動的に変換して転送する技術であり,社内LANとインターネットとの境界部で使われる。
  4. 通信速度や通信モードを自動判別する技術であり,異なるイーサネット規格が混在しているLAN環境で,ネットワーク機器の最適な通信設定を自動的に行える。

簡単な解説

電気配線を利用してLANを構築する技術はPLC(Power Line Communication)です。WiFiやこれからの5G技術により、今ではほぼ見かけることが無いです。

グローバルアドレスとプライベートアドレスを自動的に変換して転送する技術はNAT(Network Address Translation)です。この技術のおかげで家庭内のパソコンやゲーム機、スマートフォンなどの複数機器で同時に問題なくネットワークに接続できます。

通信速度やモードを自動判別して最適なモードを選択するのはオートネゴシエーションです。普段は意識することはないですが、基本的に多くのネットワーク機器がオートネゴシエーションに対応しており、有効となっています。通常はほぼないですが、LAN環境内でのネットワーク機器がオートネゴシエーションに非対応、もしくは無効の場合は設定を揃えないと障害が起きたりします。

ということで正解は「1」です。

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