ITILとは何か、簡単に言うと「ITサービスの教科書」

数多くあるITサービスですが、十分に活用出来ているケースもあれば、思ったように活用できていないケースもあります。今回はITサービスに関する実際の運営方式やノウハウを収集し、ガイドライン化したITILについて簡単に解説していきます。

ITILとは

ITILは「Information Technology Infrastructure Library」の略です。直訳するとInformation Technologyは情報技術、Infrastructureはインフラとよばれるもので下地とか「基本的な」設備な感じですね。Libraryはこの場合はコレクション的なイメージですかね。

ITILの歴史

1980年代、ITサービスが普及しはじめると失敗例も出てきて、「ガイドライン」を元にしたITサービスの利用と提供が求められるようになりました。そして1986年に現在のITILの基礎となるガイドラインが出来上がりました。その後はヴァージョンアップを行い現代にいたります。

バージョン2では社内情報システムに関するベストプラクティス中心の記述、バージョン3ではアウトソーシングも意識した内容が盛り込まれています。時代に合わせて変化しています。

教科書的な役割

「ベストプラクティス(成功事例)」をまとめたもので、ITサービス全体に置いてデファクトスタンダード(標準)となりつつあり、重要な位置付けとなっています。

ITILはITパスポート試験でも出題される基本知識

ITILはITパスポート試験でも出題される基本的なIT知識です。

ITパスポート試験での過去の出題例

令和3年.春の問45で出題された例をみてみます。

出題.

ITILに関する記述として,適切なものはどれか。

回答選択肢

  1. ITサービスの提供とサポートに対して,ベストプラクティスを提供している。
  2. ITシステム開発とその取引の適正化に向けて,作業項目を一つ一つ定義し,標準化している。
  3. ソフトウェア開発組織の成熟度を多段階のレベルで定義している。
  4. プロジェクトマネジメントの知識を体系化している。

簡単な解説

作業項目を一つ一つ定義し、標準化しているのは「共通フレーム」です。システム開発で発注側と受注側の間に誤解が生じないように「用語や作業内容」などを規定したガイドラインです。

組織の成熟度レベルを段階的に定義したものは、能力成熟度モデル統合(Capability Maturity Model Integration)です。CMMIと言われます。

プロジェクトマネジメントの知識を体系化したものは、プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(A Guide to the Project Management Body of Knowledge)です。略称はPMBOK Guideです。

ということで正解は「1」です。

タイトルとURLをコピーしました