「近年はデータサイエンティストの需要が高まっています」なんて言葉を耳にしたりすることが増えてきています。今回は、データサイエンティストについて簡単に解説していきます。
データサイエンティストの基本と今後
約50年前の1960年代に「データサイエンス」という表現が生まれました。そして、現代ではその「データサイエンス」を行う「データサイエンティスト」の需要が高まり世界的に不足しています。
データサイエンティストとは
データサイエンティストとはデータサイエンスを行う人(研究者・実践者)の事です。データサイエンスとは「データを用いて新たな科学的および社会に有益な知見を引き出すアプローチ」です。
データサイエンスで使用する手法は統計学や情報工学、アルゴリズムなどそのアプローチの方法は多岐にわたります。
今後について
近年ではビッグデータをはじめデータ志向が浸透しており、大量のデータからヒントを得るのがビジネスの上で欠かせなくなっています。そのため、これらデータを様々な手法で分析し新たな知見を引き出すことが重要となっています。
また、一部では「データサイエンティスト」自体に明確な定義はないとされることもあります。
データサイエンティストはITパスポート試験でも出題
この「データサイエンティスト」はITパスポート試験でも出題される一般的な用語です。
ITパスポート試験での過去の出題例
R1.秋の問23では下記のような形で出題されています。
出題(問23)
統計学や機械学習などの手法を用いて大量のデータを解析して,新たなサービスや価値を生み出すためのヒントやアイディアを抽出する役割が重要となっている。その役割を担う人材として,最も適切なものはどれか。
回答選択肢
- ITストラテジスト
- システムアーキテクト
- システムアナリスト
- データサイエンティスト
簡単な解説
ITストラテジストは、情報処理試験に「ITストラテジスト試験」があり、最も難しい試験の一つですね。ITを活用した経営戦略の立案を行い、IT戦略を主導する人でより経営に近い感じですね。
システムアーキテクトも情報処理試験にありますね。システム開発に必要な要件を定義し、それを実現するためにアーキテクチャの設計、開発を主導する人ですね。開発のトップという感じですね。
システムアナリストは、システムの分析を行う人です。
ということで正解は「4」です。